【身近な国民病】肩こり、腰痛の改善方法について解説します

1.肩こり、腰痛にお悩みの方へ

国民病と呼ばれるほど、国民の自覚症状が多い肩こりと腰痛。

ストレスの多い社会人にとっては、人ごとではない悩みのタネですよね。

今回はそんな肩こりと腰痛の原因や、隠れた病気などにも触れていきたいと思います。

さらに、改善方法・腰痛にならないための寝相などについてもご紹介していきます。

肩こり・腰痛に悩む方は是非参考にしてみてください。

2.肩こり、腰痛の原因

・肩こりの原因

肩こりのおもな原因は、筋肉の疲労と血行不良です。

その他にはストレス・長時間同じ姿勢でいることなども原因のひとつに挙げられます。

・腰痛の原因

腰痛のおもな原因は、骨や筋肉、椎間板などの障害です。

加齢などにより腰を支える骨や筋肉が弱り、体を支えるのが困難になることが要因として挙げられます。

また、背骨同士の間には「椎間板」と呼ばれるクッションのようなものがあり、加齢や長時間の無理な姿勢などにより椎間板が傷つくことで痛みが現れる場合もあります。

そして、病気によって腰痛を引き起こしている場合もあります。

こちらについては、後ほど詳しくご紹介します。

・肩こりと腰痛の共通点

これら2つに共通しているのは、姿勢の悪さ(ねこ背)とストレスです。

急速に広がったIT化の影響で、私たちは日頃からパソコンやスマートフォン、タブレット端末などを活用する機会が増えました。

例えば電車などでも、老若男女問わずスマートフォンを覗き込んでいる場面をよく目にすると思います。

パソコンを扱う仕事では、座る位置が画面から近すぎたり、逆に深く腰掛けすぎたりしてしまいがちです。

これらが原因で、私たちは自分の悪い姿勢に気づかず日々過ごしています。

慢性化してしまった姿勢の悪さは常に意識をしていないと、改善するのは困難です。

3.肩こり、腰痛の種類・こわさ

腰痛を引き起こす可能性のある病気についてご紹介します。

内臓の病気や脊椎の腫瘍・炎症・外傷などが挙げられ、具体的にはがんなどの腫瘍性疾患、感染性脊椎炎、ぎっくり腰などの急性腰椎症と呼ばれるものなどです。

これらの病気が原因の場合は、ただの腰痛よりも深刻な場合が多く、早期の治療が大切です。

4.肩こり、腰痛の改善方法

・日頃から「自分の姿勢の悪さ」を自覚して直す

立っている時も座っている時も、気をつけなければ姿勢は悪くなってしまいます。

自分の姿勢が悪いと気づいたときにすぐ直すという癖を身につけることが、改善の第一歩です。

・体を冷やさないようにする

肩こりの原因でもある血行不良を防ぐためには、体を冷やさないことが大切です。

長時間の同じ姿勢をできるだけ避け、こまめな休憩をとりましょう。

深呼吸しながら肩を10回ほど上下に「ストン」と落とす。

頭の上で手のひらを合わせ、そのまま腕を上に伸ばす。

このような簡単なストレッチでも血の巡りが良くなりますので、ぜひ試してみてください。

・寝相を直す

人は寝ている間に寝返りを打たないと、筋肉が凝り、体に負担がかかると言われています。

寝返りを打たない = 長時間体の1箇所に力が掛かってしまっている、ということです。

寝起きから腰の痛みを感じている場合、寝返りがうまく打てていない可能性があります。

寝起きの腰痛を防ぐ寝方を2つご紹介します。

①仰向けで膝を曲げる

膝を曲げることで、骨盤が引っ張られることを防ぎます。

(骨盤が引っ張られることで、その力が腰に伝わってしまいます。)

②横向きに丸まる

こちらも、骨盤が引っ張られるのを防ぐ寝方です。

なお、うつ伏せは1番腰への負担が大きい寝方なので、できるだけ避けましょう。

5.まとめ

今回の記事では肩こりと腰痛の関係性、原因、改善方法などをご紹介しました。 

ただの肩こり、腰痛だからといって侮ることはできません。

肩こりや腰痛よりも、もっと深刻な病気が潜んでいる可能性があります。

「この程度の痛みなら…」と考えずに、早めに医師に相談することを強くお勧めします。